35d5ad80f32edef901435f4852a4ebd2
ラスクおじさん♪のはらぺこ日記♪

歳を重ねればいいこともあるもんだ♪

2017/01/18 12:57 お菓子 イベント 子ども くらし 家族 健康

 先日、私は誕生日を迎えました。その日、職場に勤務をしてみると、同僚や子ども達が私の誕生日を祝ってくれました。私はそんな祝福に「ありがとうね」とお礼の言葉を返しはしたものの、本音では何もめでたいことなんかないと思っていました。

 いつからかは忘れたけれど、ある時期を境に誕生日を迎える度に不安なことが増えるばかりになりました。一つには私自身のこと。若い頃には全く気にしてなかったのだけれど、最近、目覚めると、あっ、死んでなかったんだ。と思うことが多くなりました。20歳代なら全く余命なんて考えていなかったのに、今の私は同世代どころか私より若い著名人の訃報を知るたびに、私はいつ死んでも不思議のない年代に突入したのだと思ってしまうのです。

 もう一つの心配事は私の両親です。両親とも今のところ元気にしているとはいえ、二人共年老いています。私が誕生日を迎える度に、両親もその分、歳を重ねているのだと思うと、憂鬱になるのです。

 「ねえ、席に座って目をつぶって」

 夕食後、小学6年生の女の子が私に言いました。その子とは日頃からデザートづくりをよくしてきただけに、ああ、きっと、私に誕生日プレゼントを渡すつもりだろうと思いました。そう思いながらもとぼけて「どうしたん?」と彼女に言います。「いいから、目をつぶって待っててね」と彼女が言うので、「ああわかったよ」と私は返事。その後、数分待ったけど何もないので目を開けると、私が坐る食卓に向かって、その子はもちろん、幼児さん達から中学生らが一列の行列を作って私の方にニコニコしながら向かってきます。「ちゃんと、目をつぶって!」彼女に言われて「うん」と私は答えて目をつぶりました。


 「もう目をあけていいよ」彼女の言葉で目をあけてみると、目の前にハート型の箱。蓋には私が大好きな漫画「銀魂」の銀さんと神楽と志村が三人ならんだイラスト。その下には、銀魂の中でも私が大好きなエリザベスが看板を持っているイラスト。その看板には「たんじょうびおめでと!」と手書き。

 私には、ここまで凝る演出をこの子達がしてくれるとは予想外でした。びっくりしました。

 「ねえ、蓋を開けてみて!」彼女の言葉に促されて、蓋をあけてみると…。

 私は嬉しかった。これまで生きてきて、こんなにまで手間をかけて誕生日を祝ってもらえたことはないのです。子ども達の優しさに涙が溢れそうになりました。私はお礼をいいました。そんな私に笑顔で答えてくれる子ども達に、本当に生きていてよかったと実感しました。

 そんな感動に酔いしれる私の元に実家から電話が入りました。電話にでると母でした。

 「あんた、今日、誕生日やろ。おめでとう。で、いくつになったん?」

と母。私が年齢を伝えると、

 「えええーーー、そんな歳なったん。ええええーーーどうする…」

 どうするって…。息子の歳も忘れていたのかと心配になりました。とはいえ、私の願いは両親に元気に長生きしてもらいたい。それから…。

 おかん、おやじ! おらをこの世に産んでくれてありがとう!





 

クックパッドブログへの
ご意見・ご感想をお聞かせください