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ラスクおじさん♪のはらぺこ日記♪

誕生日は毎年くるかもだけど、実は一生に一度きりなのだ

2017/01/25 19:42 晩ごはん お菓子 イベント 子ども くらし 家族

 昨日、私の職場で生活している中学3年生の女の子の誕生日でした。その3日前、同僚から「一生のお願い」と一旦口にしたのに「あ、一生じゃないや、お願いがあるんですけど、アップルパイ作って下さい。丸いやつ」と妙な頼まれ方をされました。要するに誕生日を迎える中3の女の子が誕生日ケーキの代わりに手作りアップルパイを希望したそうです。同僚はその子の希望を了解しておきながら自分は前日まで休みだから私に作れというのです。一生のお願いを訂正したのは、こういうお願いを今後も度々するつもりだろうなと思いながら、中3の女の子のためなら一肌抜くかと快諾しました。

 とは言っても、私は長方形の小さなアップルパイは作ったことはあっても、大きな丸いアップルパイを作ったことがありませんでした。それからというもの、いろいろなアップルパイのレシピを調べました。しかしまぁ、メジャーなアップルパイだけあって、例えばリンゴのフィリングの作り方も色々なら、パイの焼き時間も様々。時間がないなかどうしたもんだろうと焦りました。

 でも、誕生日前日に、迷ってても仕方ない。腹を決めて、材料を揃え、レシピも自分なりにまとめました。その日は、昼過ぎから夜までの勤務。洗濯物を畳んだり、夕ご飯の準備をしたり、小学生の宿題に付き合ったりしながら、リンゴのフィリングを作りました。

 パイ生地の成型は小学生が寝た21時ころからになりました。直径20センチちょいのパイの型枠に収まるよう18㎝四方の冷凍パイ生地を伸ばして。と簡単に言うけど、実際、思った通りに縦横に素直に伸びてくれません。私のイメージとかけ離れた領土拡大をパイ生地はするのです。前に作った長方形のアップルパイは冷凍パイ生地を伸ばさず作ったので気づかなかったけど、どんでもない作業でした。

 パイ皿に生地を敷き、リンゴのフィリングを盛り付けて格子状の飾りつけなどをし、いよいよ焼き始め。うまく膨らんでくれるかなと私はレンジの前に座り込んでずっと見守りました。きっとアップルパイを作りなれている人からすれば馬鹿な話です。例えば炊飯器にお米をセットして、うまく炊けるかなとずっと炊飯器の前にいるのと同じことなんですから。それぐらい私は初体験に翻弄されていました。

 結局、焼き上がったのは夜中の1時過ぎ。初めてにしてはなんとかできたなってほっとしました。

 私が真剣にパイづくりをしている時、アップルパイを希望した中3の女の子が寝る前に、「何もそこまでしてくれなくても…。なんだか申し訳ない気持ちになる…」と言いました。

 「あなたにとって15歳の誕生日は一生に一度なんだからね。申し訳なく思う必要はないよ。明日楽しみにしておいてね」と、私はうまくできる自信もないのに言いました。だから、これであの子が誕生日に笑顔になれるなって思うと私は嬉しくなりました。

 そういえば、「一生のお願い」と一旦言って訂正して私にアップルパイを作らせた同僚に、何をお願いしようかな♪

 


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